Henry Moore and hoops
昔、英国のとあるカトリック系のハンデキャップのある
子供たちの施設でお世話になっていることがありました。
そこは、英国特有の田舎で美しい村でした。
ロンドンからはそんなに離れていないので
時折、自然の中にいることが好きな英国の芸術家が
オブジェを庭において展示したりしていました。
車のない私は、歩くか、バスでしか移動ができないため
歩いていくにはちょうどいい散歩コースとして
The Henry Moore Foundation で
英国の羊のいる草原と、緑の美しい庭と
なんだかよくわからない彫刻物を
退屈だ!といいながら見ていました。
それでも、施設にかえると、さらに退屈なので
仕方なく、暇をつぶすために歩いていました。
ほどなく、冬がきて、英国人の友人ができました。
その若い、きさくな友人たちと、近くのパブへ
それこそ、嵐が丘のような、冷たい風の
吹きすさむ中、草原の一本道を
みんなで、ビートルズのヘルプのフレーズを歌いながら
楽しく歩きました。
パブに着くと、気さくな初老のマスターが、
暖炉近くの席に案内してくれました。
そして、みんなで笑いながらハーフパイントの
ラガービールを飲みました。
とても寒い、灰色の天気の冬の日
その思い出が蘇ってきます・・・・。
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。